微力ながら・・・

松竹ブロードウェイシネマシリーズ『ビリー・ホリデイ物語 Lady Day at EMERSONS’S BAR & GRILL』が、いよいよ来月(3月10日)公開です!

それに合わせて、東京の代々木駅にある商業施設・代々木ブロードウェイとコラボレーションが実現! カフェ「ブロードウェイダイナー」の店内モニターで予告編が流され、3月12日にはジャズシンガー岡部真由美さんによるジャズイベントが開催されるそうです。すごい! 併設のギャラリー「GALLERY10[TOH]」では映画のパネル展もあるとか。代々木ブロードウェイは2022年にできたばかりで、私も知らなかったので、ぜひ期間中に行こうと思います♪

松竹さんは同シリーズのHPを作り、ブログで作品の情報をマメに流してくれるんです。ブログを読んでいると映画を観たくなるし、作品愛が伝わってきてうれしい! 何よりも、東銀座の東劇にドーンと看板を掲げてくれるのが最高! もちろん写真を撮りに行って、チラシもたくさんいただいてきました。(警備員のおじちゃんに怪しい目で見られたけれど・・・。)

たまに行くロックバーに置いてもらう予定。友人知人にも配ります!

私は翻訳を担当した作品の宣伝までが仕事だと思っています。これはもう、私個人の勝手なスタンス。いい作品はできるだけ多くの人に見てもらいたいし、知ってほしい。もちろん、あまり宣伝したくない作品もありますが、それも好きそうな人にはこっそり宣伝(笑)

作品の情報が解禁になったタイミングで、お知らせをしています。と言っても、私の宣伝なんて微力の微力。劇場にチラシをもらいに行って、友人知人に配って、知り合いのお店に置いてもらえそうならお願いして。あとはSNS。それで呼べるお客さんは、多くて50人くらい?(テキトーです!)友達を誘ってくれたら100人? そう考えると、微力も侮れない。

たまに「作品の翻訳を担当したことを口外してはならぬ」という仕事があると、もったいないと思うんです。だって、1人でも多くの人に見てもらってこその作品だもの。私は知ってる人が訳した作品を優先して見るし、そういう人は少なくないはず。

あとね、翻訳者のクレジットは必ずチェックしてます。製作会社の方からも、作品のクレジットを見て仕事を依頼するという話を聞きます。だからクレジットは必ず出してほしい! たまに出ていないと、自分のじゃなくてもガッカリします。

翻訳者1人の力なんて微力。だけど、誰よりも作品と向き合って、最良の訳を探して悩む翻訳者の力を、もう少し尊重してほしい。そんなふうに感じることもあります。

微力も力。「口外禁止」じゃないかぎり、今日もせっせと宣伝します!


というわけで・・・

『ビリー・ホリデイ物語』3月10日公開

『The Son / 息子』3月17日公開

『レッド・ロケット』4月21日公開

どうぞよろしくお願いいたします!

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ワイン好き翻訳家のお仕事日記

岩辺いずみ   字幕翻訳家&ライター。英語、フランス語を中心に映画やドラマの字幕を手がけています。 カナダに1年、スイスに1年、アメリカに4年、フランスにちょこっと滞在。 翻訳を中心に、ワインと映画と旅の話を綴ります。 息子2人のシングルマザー。 子育ても終わりつつあるので、のんびり海暮らしを計画中。 ★WORKSの「記事一覧」からブログを開くとコメントを残せます。